今とても辛い境遇(逆境、理不尽)にいる人に絶対読んでほしいースタンフォードのストレスを力に変える教科書
ものすごく辛い経験をしている人に是非読んで欲しいー少しだけ人生観が変わる本
ースタンフォードのストレスを力に変える教科書ー
日本国内でも、うつ病や心の病で会社を休職してしまう人が増えています。
しかしながら、仕事をしなければ、人は生きていくことができません。精神疾患があっても、結局は働いていくことが一番大切なことに変わりはありません。
日本では精神疾患に対して大きな偏見があるのも事実ですが、例えば、金融業界等は非常にストレスフルな業界で、金融業界で働いた人は100%、何かしらの精神疾患を抱えるストレスフルな経験をするという研究結果も出ています。
つまり、実は非常にありふれた病気で、多くの人が抱える問題の1つです。そこで私の中で1つの大きな転換期を迎えた出来事を紹介します。
私は、以前、ストレス=条件反射的に悪いものであり、どうにかしてストレスを少なくすることが最も必要な方法の1つであると信じていました。
しかし、このどうにかしてストレスを少なくすること自体が、実は精神疾患やうつ病を引き起こす引き金であるとしたら、皆さんは、どう思うでしょうか?
多くの人がそんな事はありえない、実際に高ストレスが原因で病気を発症し、休んでいる人がたくさんいるはずだと反論するに決まっています。
私もつい1年前まではその通りであると考えていました。
私はこの6カ月間でものすごい高ストレスを経験しました。そして、それは、今も続いています。
しかしながら、私はこの6カ月間を、何とか切り抜けています。
この大きな理由の1つが、ストレスに対する考え方を変えた事にあります。
もちろんストレスは悪いものであるという認識も持っていますが、全く相反する知識として、ストレスには悪い部分もあり、また良い部分もあるという認識に私の中で、はっきりと変わりました。
このように、私の認識を変えた要因の1つがケリーマクゴニガル先生の「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」です。
今休職をしている人や、仕事やプライベートに辛いことがあり、メンタルがおかしくなっているという人がいたらぜひこの本を読んでもらいたいと思います。
高ストレスは、皆さんの人生には、必ずやってくる時が来ます。
それこそ今の私よりものすごく辛くどうして良いかわからない人がたくさんいると思っています。
・愛する我が子に先立たれてしまった人
・理不尽な虐待に苦しめられている人
・ガンで余命宣告をされてしまった人、その家族
・誰も親族がいなく、もう何も希望を見出せず、苦しくて、一人孤独にさいなまれている人
私はこの本に本当に救われました。私の2017年のナンバーワン心理学書になります。
辛い人や、崖っぷちにたたされている人に、それでも、生きていかなくちゃならない人に、必ず何か違った気づきや考え方を与えてくれるはずです。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書、とてもお勧めです。
苦しすぎて、本を読む気力にもなれない人は、時間を置いて、少し回復してからでも全然構いません。
今の私の夢は、ケリーマクゴニガル博士に会って、感謝を伝えることです。
それぐらい私は、この本を書いてくれた彼女に畏敬の念を覚えています。
そして、この記事を見て、この本を読んだことで、少しでも救われる人がいることを願って止みません。