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ヴィクトールフランクルの夜と霧は現代人の必読書である2つの理由

こんな本があったのか、絶対に読んでおきたい「ヴィクトールフランクルの夜と霧」

 

 

とても有名な本で、ご存知の方は多いと思いますが、今回は、ヴィクトールフランクルの夜と霧について、書きます。

 

これは、控え目に表現しても、現代人の必読書です。これを読んでいるか読んでいないかで、人生に対する考え方が、180度変わるか変わらないか位のものすごいインパクトを含んでいます。

 

ご存知、第二次世界大戦中のヒトラー率いるドイツ軍は、多大な人種隔離政策によって、ユダヤ人を拘束し、強制収容所に収容し、そこで、残虐の限りを尽くします。

 

収容所の暮らしは、地獄のようなもので、収容所に送られた人の90%がガス室に送られ、残りの10%は、人道を大いに超えたものすごい仕打ちを受け続ける境遇の中で過ごすことになりました。

 

それはこの世のものとも思えないほどの苦しみ、辛さ、地獄とは、まさに、この状況のことを指すのだろうと思えるような、凄まじい惨状の中で、収容所生活を送らなければなりませんでした。

 

ここで得られる、ひとつの大きな事実は、人間の歴史の中で、ここまで、人道外れたひどい歴史があったのかという事実をこれでもかという位知ることができることです。

 

ここで語られている事実を、想像することができれば、自分が暮らしている世界がどれだけ恵まれていて、どれだけ素晴らしいかということが、客観的にわかることになります。

 

自分が、絶望したり、辛いと思っていた世界が、この世界に比べたら100倍優れた世界であるということが実感できます。

 

自分の世界が、とても恵まれた世界であるという事実を知ることができる、これが、得られる教訓の1つです。

 

そしてもう一つが、ここまでひどい惨劇の限りを尽くされた人たちが、その状況でも、心的外傷後ストレス成長を、経験していたと言う事実です。

 

本書の中で出てくる、1人の女性は、自分が、ここ数日の間で死ぬことを悟っていたそうです。



そんな状況の中でも、自分をこんな目に合わせた状況に感謝し、精神的な成長を遂げたと書かれています。

 

まさしくものすごい惨状の中で心的外傷後ストレス成長を遂げた女性の話です。

 

彼女は語ります。

 

「私が以前生きていた時は、生きるか死ぬかなどということは考えることすらありませんでした、私は神に感謝します、私にこんな状況を経験させて下さったんですもの」

 

と、心のそこから答えていたのです。

 

ものすごい惨状の中でありながら、希望を失わずに、前を向く彼女の姿勢に、心を打たれ、そしてその中でも生き抜いていくという人間の本質的な強さを目の当たりにすることができます。

 

辛い状況の中で、人間がいかに成長できるかを、目の当たりにでき、感動します。

人間ってこんなに強かったんだなぁとしみじみ感じます。

 

 

まだ読んでいない人は、ぜひ。おすすめです。