人を許す極意

人を許すにはまず自分を許すことから

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基本的な成功法則や自己啓発には、必ず人を許しましょうと書いてあります。

それは何故かと問われたら、自分のため。

5年も10年も前の事を許せずに根に持っていて、そのことを思い出しては、腹を立てている人が世の中には多すぎですが、そんなことをしていたら、自分自身が嫌な気持ちになってしまいます。

だから、率先して人を許しましょうと教えている本はとても多いです。

しかしながら、そんな事はわかっているけれども、許せないのが人情。

例えば、あなたは自分の子供を殺した犯人を許すことができるでしょうか？

もしそう問われたら、そんな事は許すことはできないに決まっています。誰でもそうです。

しかしながら非常によくある話は、そういった自分の子供を殺した犯人を許すといったような極論を持ち出して、つい最近自分をちょっとバカにした人のことを許せない人が、自分を正当化しようと極論を持ち出してくる事はとても多いのです。

それぐらい人を許す事は難しい。かく言う私も、なかなか人を許すことができずに悶々とした日々を過ごしていることが今でもあります。

昔はもちろんもっと人を許すことができず、嫌な感情に振り回されていた事もとても多かったです。そんな中で、私がちょっとずつ人を許すことができるようになってきたきっかけがありましたので、紹介したいと思います。

きっかけになった出来事は、他人に焦点を向けるのではなくて、自分に焦点を向ける事を知ったという事が1番大きいと思います。

人をなかなか許すことができない、そんな自分が許せないという人がとても多いのです。そうではなくて、人をなかなか許す事ができない自分を許す。

まずはこれです。

頑張って人を許そうとするのではなくて、人を許す事ができない自分をまず許してあげる、これができるようになってきて、ようやく1%だけ他人を許すことができるようになった気がします。

人を許すにはまず自分を許すことから。

日本人は自分に厳しい人が多すぎます。そうではなくて、自分をもっといたわってあげる。頑張っている自分を褒めてあげる。人のことを許せない自分を許してあげる。まずはここから始めてみる。

そうすると1%だけ他人を許すことができるようになってくる。

こういった考え方は、セルフコンパッションといわれていて非常に効果の高い方法論であることが最近の研究で分かってきています。

もし人を許すことができなくて、嫌な気分を常に抱えているという人は試してみてはいかがでしょうか？？意外と効果のある方法ですよ！！