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【サラリーマンが知っておいた方が良い圧倒的事実】アウシュビッツ収容所から考える善と悪とは?

どこにでもいるまともじゃないやつ

 

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仕事をしていく中で、必ずと言っていいほどぶち当たる壁が、嫌な奴は必ずいるという事実です。

 

私も、例にもれず、非常に嫌な奴と出会いました。そして嫌な奴は、大体権力を持っていて、サディスティックに権力を振りかざしてくるやつです。

 

いちいちむかつく奴で、ほんとに嫌になります。世の中には嫌な奴がたくさんいて、むかつくことがたくさんある。そういった奴らと交わらずに、自分がやりたいと思う仕事ができるのはすごく恵まれていると思います。

 

私に、起こった嫌な状況を少し書き記しますと、

 

いっときには、ほんとに嫌すぎて、アウシュビッツ収容所の生活のように感じて、苦しすぎて、自分の感情がとても鈍くなったり、殺意が芽生えたり、嫌で嫌でしょうがなくで、何度もその嫌な出来事を頭の中で反芻してしまったり、痛め付けられすぎて、寝ている途中に汗をものすごくかいて、悪夢から、急に起きたりしていました。

まさしく、私の中で心的外傷後ストレス障害PTSD」のような状況が起こっていたと推察できます。

 

私がとったスタンスとしては、この人達は、私の人生にとって、まったくの他人、全く関わりのない人とに思うようにしました。わたしや同僚のことを散々苦しめたやつを、許したり、仲間と思ったりすることはなかなかできません。

 

あまりに辛い状況であったので、アウシュビッツ収容所の収容所生活を克明に記した「夜と霧」を読んで、人間という生物をもっと深く知ろうと思ったものです。ここでは、その「夜と霧」の1節を紹介したいと思います。

 

たとえば 、こんなことがあった 。現場監督 (つまり被収容者ではない )がある日 、小さなパンをそっとくれたのだ 。わたしはそれが 、監督が自分の朝食から取りおいたものだということを知っていた 。

 

あのとき 、わたしに涙をぼろぼろこぼさせたのは 、パンという物ではなかった 。それは 、あのときこの男がわたしにしめした人間らしさだった 。そして 、パンを差し出しながらわたしにかけた人間らしい言葉 、そして人間らしいまなざしだった … … 。

 

こうしたことから 、わたしたちは学ぶのだ 。この世にはふたつの人間の種族がいる 、いや 、ふたつの種族しかいない 、まともな人間とまともではない人間と 、ということを

 

このふたつの 「種族 」はどこにでもいる 。どんな集団にも入りこみ 、紛れこんでいる 。

 

まともな人間だけの集団も 、まともではない人間だけの集団もない 。したがって 、どんな集団も 「純血 」ではない 。監視者のなかにも 、まともな人間はいたのだから 。

 

 

 

ここから読み取れる事は、どんな場所にも、どんなところにも、まともな人とまともでない人がいる、そしてまともでない人は、何かの拍子に、人間として常軌を逸した行動を表出させることがあるということです。ここから読み取れる希望は、必ずまともな人間もいるというまっとうな事実でしょうか。

 

そして、まっとうな性格を持っている、誠実な人が人生で成功しやすいというデータが出ている点も救われる部分でしょうか。

 

必ず善と悪があり、絶望と思えるような状況でも、どこかに善が潜んでいると思うことができると少しほっとして、希望が生まれる感じがあります。

 

そして、このときに「夜と霧」に出会えたこともわたしが救われたことのひとつです。

もし、今の自分の現状に耐え難い苦痛を感じているという人は、読んでみるのもありかと思います。これを読むと、いかに自分が耐え難い苦痛を感じていても、「夜と霧」の状況よりはマシと思えるし、悲惨な状況での人間の強さも目の当たりにすることができます。とてもお勧めの1冊です。