素晴らしかった!! NHKスペシャル 人体Ⅱ遺伝子(2) 遺伝子スイッチ
素晴らしい発見 遺伝子スイッチ
NHKスペシャル 人体Ⅱ遺伝子(2) 遺伝子スイッチを見ました。控えめに行って素晴らしかったです。
ここまで人体に関する秘密が、解き明かされているとは、本当に驚きでした。
本作では、人体の遺伝子に注目して、
例えば、「ガンの発症を防ぐ遺伝子スイッチが、オフになることで、ガンの発症確率が上がってしまう。この遺伝子スイッチをオンにすることができれば、ガンの発症を防ぐことができる。」
という遺伝子のスイッチがあるというのが本作の主張で、これが今現代の研究でわかってきたとのことでした。
さらに話を進めて、ある村で、40代から50代の男女で心筋梗塞や脳卒中の症例が相次ぎ、多くの人が死んでしまったという事例を取り上げて、その死んでしまった男女に共通するものを突き止めたところ、その男女の祖父の代で「大豊作」を経験していたということがわかったのです。
遺伝子のスイッチから見ると、「大豊作」を経験した事で、めちゃめちゃたくさん食料があるので、食料がなくても生きていけるため「飢餓遺伝子」のスイッチがオフになったと考えられます。
その祖父たちの代の遺伝スイッチが、孫の代に遺伝したのではないかという仮説を研究者が立てました。
そして実際に、遺伝子スイッチのオンオフが孫の代まで、遺伝するということがわかったのです。
これはシンプルにすごいことで、例えば、
「頭が良くならないと生きていけなかった人がいた」とすれば、
その人の「天才遺伝スイッチ」がオンになると言うように考えられます。
そしてその「天才遺伝スイッチ」オンの状態が、この子、孫の代まで遺伝していくのです。非常にすばらしいと流れです。
同じように仮説を立てれば、恐怖や不安を克服しなければ、生きていけなかった人がいたとすれば、「勇者遺伝子」がオンになります。そしてその「勇者遺伝子」がこの子、孫の代まで遺伝して、子、孫もちょっとやそっとの恐怖や不安ではびくともしない、「勇者」ができあがるのではないかというドラゴンクエストのような夢の発想ができます。
いずれにしても子、孫の代まで、自分が克服したことの遺伝が伝わるのだとすれば、まさしく自分が経験してきた、辛いことや理不尽なこと、恐怖や不安等も、悪いことばかりではないという所ではないでしょうか。
そう思って、自分の人生の試練にも立ち向かっていこうと思った次第であります。
とても素晴らしい番組でしたので、まだ見ていないと言う事はぜひ。