「自分の力を手放す習慣を止める」は、見習いたい習慣のひとつ
嫌な人には、100%出会う、でも自分の手綱は、握らせない
私の、性格の弱点として、他人に影響を受けすぎてしまうという部分があり、それを改善したいと常々思っておりました。
そんな中、「メンタルが強い人が辞めた13の習慣」に、「自分の力を手放す習慣を止める」があり非常にためになりましたので紹介します。
本書に出てくるローレンは、義理の母親に非常に腹を立てていました。
いつも夕方の食事時にやってきて、自分の娘たちに、ローレンの悪口を言ったり、自由気ままにやってきて、好き放題する義理の母を、そのまま放置していました。
ローレンの気分は、義理の母親がやってくると、とたんに最悪になり、義理の母親が来る事が嫌で嫌でたまらないと常々思っていました。
この問題の最大の弱点は、義理の母親がいないときであっても、ローレンは母親のことを考えてしまい、嫌な思考を反芻し、母親がいないときでも、ネガティブになっていたことでした。
ローレンが取った方法は、義理の母親に、私たちの家に来る時は、事前に必ず連絡をすること、それから自分の家で、私の事を批判するのはやめてくれときちんと義理の母親に伝えました。
それを始めてからローレンは、ゆっくりと着実に、自分の力を取り戻すことができてきました。
この事例から、嫌な人や、自分のことを困らせる人に自分の人生の手綱を握らせる事は無いという事実に私自身も気づくことができました。
自分の生活や人生を過ごしていく中で、嫌な人や困らせる人に出会うのは、100%ですが、その人に自分の人生の手綱を握らせる選択をさせることは、
100%、自分で防ぐことができます。
自分の力を手放すことをせず、他人に手綱を握らせることをしなければ、嫌な人や自分のことを困らせる人に出会った時にも、最小のダメージで過ごすことができるという事に気づくことができました。
本書には自分の力を手放す習慣の問題点として、7点挙げられていて、参考になります。
・自分の感情を 、他人に支配される 。
自分の力を手放すと 、感情を周りの人や状況に支配され 、ジェットコ ースタ ーのような人生を送ることになる 。事がうまく運んでいるうちは気分もいいが 、状況が変わると 、思考も感情も行動も変えられてしまう 。
・自分の価値を他人に決められる 。
自分の価値を決める力を他人に与えると 、自分がつまらない存在だと思えてくる 。他人の評価で自分の価値をはかるようになるので 、どんなにほめられ 、好意的な意見をもらっても 、満たされることがない 。
・真の問題に取り組まなくなる 。
自分の力を手放せば 、人は無力感を覚える 。状況改善のためにできることをせず 、抱えている問題を正当化しようと言い訳を探し始める 。
・状況の被害者になる 。
自分の人生のハンドルを握るのではなく 、乗客になってしまう 。 「他人にイヤな気分にさせられた 」 「望まぬ行動を取らされた 」と口にし 、自分の選択に責任を負わず 、他人を責めるようになる 。
・批判に神経質になる 。
批判を評価する力を失い 、他人のどんな言葉も深刻に受けとめる 。他人の言葉に 、必要以上に大きな力を与えるようになる 。
・目標を見失う 。
自分の目標を他人に支配されると 、望み通りの人生を送ることはできない 。邪魔をしたり 、進歩をはばむ力を他人に与えると 、目標に向かって順調に歩めなくなる 。
・人間関係が壊れる 。
心を傷つけられても 、望まぬ形で人生に踏み込まれても黙っていたら 、相手に対する怒りがふくらんでいく 。
非常に重要なので書かれていて、とても勉強になりました。嫌な気分な時は、嫌な人や、自分を非難してくる人に自分の人生の手綱を見られていないか確認してみることがよさそうです。
個人的に重要だと思った点は、人に手綱を握らせると自分自身が、無気力になっていくという部分でしょうか。
以前、書いたように、ポジティブの反対は、ネガティブではなく、無気力であるとの意見もあるので、無気力は、避けたい気分のひとつであることは、間違いないと思っておる次第です。