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【1.4倍の生産性!】意志力が弱くても、誘惑に負けなくなるー「if-thenプランニング超入門」

このブログでも、何度かif-thenプランニングの効果について、書いています。

 

hiro-for-all.hatenablog.com

 

 

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意志が弱くても、誘惑に負けなくなる方法のひとつとして、if-thenプランニングが紹介されていて、非常に面白かったので紹介します。

 

そのヒントは、元ヴァージニア大学教授のシャーロット・パターソンの行った「ミスター・クラウン・ボックス」の実験にあった。

 

彼女はこんな実験をした。

 

ミスター・クラウン・ボックスと呼ばれるピエロの人形と魅力的なおもちゃ、そして壊れたおもちゃの3つを、部屋においておく。

 

さらに、この部屋に子供を招き、暫くおもちゃで遊ばせた後、子供にとってはつまらない作業、例えばペグを板に差し込むなどの単調作業を依頼する。

 

 

そして子供にこう言う。

 

「いまから、この作業をずっとしてほしい。私が戻ってくるまで作業を続けていれば、その後、ミスター・クラウン・ボックスとおもちゃの両方で遊ぶことができる。ただし、作業を途中で止めたり、中断したりすれば、壊れたおもちゃでしか遊べなくなる。」

 

子供はその取引を納得し、部屋に残される。

 

 

ここから観察が始まります。

 

 

 

大人がいなくなると、ミスター・クラウン・ボックスが子供に向かって作業をやめるよう誘惑するのです。

 

「そんな退屈な作業なんてやめて、今すぐ僕と遊ぼうよ!鼻を押してよ、びっくりするようなものを見せるよ!」

 

果たして子供は、「自制(セルフコントロール)」して作業を続け、より魅力的な報酬のため、誘惑を先送りできるのでしょうか?

 

 

 

 こうして、「どのような条件下であれば、子供がより「自制(セルフコントロール)」を働かせ、誘惑を先送りできるか」をシャーロット・パターソンは観察した。

 

そして実験の結果、面白いことがわかった。

 

「話しかけないで、作業してるから」などと、「ミスター・クラウン・ボックス」が話しかけてきたらこうやって無視すればいいよ、と、誘惑を振り切る方法をあらかじめ教えられた子供は、そうでない子供に比べ約1.4倍の作業をこなし、作業の中断も殆どなかった。

 

 いうなれば「自らをプログラミングする」ことで、誘惑を先送りできる可能性が高まったのである。

 

つまり、誘惑を想定して、「もし〜したら、そのときは〜する」と予め決めておくことで、相当強い誘惑にも人はうまく気をそらして耐えられる、というのだ。

 

シャーロットはそれを「イフ・ゼン(もし、そのときは)プラン」と名付けた。

 

 

これは単純ではあるが、誘惑に対する非常に強力な対抗策であり、学生が勉強するのを助けたり、ダイエット中の方が好物のスナックを我慢することを可能にするという。

 

正しく、このブログで紹介しているif-thenプランニングそのものです。

 

なぜ、if-thenプランニングを実施すると、誘惑に負けづらくなるのかの理由ですが、人間の脳は、「もし〜〜だったら、その時は、〜〜する」という命令を、脳に記憶しやすいようになっているためであると専門家は語っています。

 

おそらく、仕事のできる人、生活を改善している人、何かの物事を継続できている人は、たくさんの人がif-thenプランニングを使用していると思われます。

 

例を出して、if-thenプランニングを紹介します。

 

  • 誘惑に負けそうになったら、ノートを取り出して、それに書く。
  • 夜中に食べたくなったら、風呂に入る。
  • 上司に怒りをぶちまけそうになったら、場所を変え、実験を始める。
  • 仕事で行き詰まったら、場所を変える。
  • イライラしているなと気づいたら、1分間だけゆっくり深呼吸をする。
  • 夜眠れない時は、認知行動療法を行う。

 

このように、自分が実施できそうなプランニングを自分でプログラミングし、実施すれば、それだけで1.4倍の成果を出すことができそうです。

 

if-thenプランニングとメンタルの相関は、 0.99と言われていて、メンタル改善を狙って、if-thenプランニングをするのは、ものすごく有用な手法だと思われます。

 

さっそくif-thenプランニングはじめましょう!!