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死後の世界まで変える!誠実な生き方をするー口先だけの言葉を使う【どっちを選びますか?】

ハーバードの人生を変える授業Ⅱ(タル・ベンシャハー)の書評です。

 

本書は、ポジティブ心理学の見地に沿った101項目をあげていて、非常にためになることが書かれています。私も何度も読み返し、自分の精神状態を改善してきました。

 

今回は、その中でも

誠実な生き方をするー口先だけの言葉を使う

を紹介します。

 

当たり前ですが、どちらを選ぶかは「誠実な生き方をする」を選ぶべきです。

 

このブログでも誠実性が高い性格傾向が、信頼されやすく、人生に成功しやすい事は何度も述べていますが本書でも、同様のことが述べられています。

 

ここでは、人生で成功しやすいなどとは書いてなく、誠実さを貫くことがどのような人であると記憶されるかということが述べられています。

 

どのような人であると記憶されるから、大部分が一生をいかに道徳的に送ったかで決まると述べられています。道徳的な人生を送った人々、つまり誠実な生き方をした人々は、死後、人からより好意的に見られますとのことです。

 

自分が死んでからのことを述べています。

 

具体的な話として、第16代合衆国大統領のエイブラハムリンカーンについて書かれています。

 

リンカーンは、正直者エイブと呼ばれ、正直であることへの病的な衝動を持つという評判を、生涯を通して得た程でした。

 

政治家になる前は、リンカーンは弁護士でした。かつて彼がある依頼者の弁護を担当した時、裁判の途中で、実はその依頼人が罪を犯していたことがわかりました。

 

リンカーンは、同僚の弁護士レナード、スウェットに向かって言いました。

「この男は有罪だ。私には無理だから、スウェット、君が弁護を担当してくれ」

そしてリンカーンは高額の弁護料を辞退したのです。

 

 

また、別の裁判では、検察側から自分の依頼人が事件に関与したと思われる証拠が提出された時、リンカーンは立ち上がり、法廷から、嫌悪の表情で出て行きました。

 

判事から法廷に戻るように伝言されると、彼はそれを拒否してこんなメッセージを伝えました。

 

「判事に伝えて下さい。私の体は汚れてしまったので、それを洗うために出ていたのだと」

 

 

今の政治家を見ていると、ここまで誠実な人はなかなかいないのではないかと思ってしまいます。しかし、リンカーンは意識するかしないかは別にして、不誠実であることに伴う代償について彼が理解していたのは明らかだそうです。

 

リンカーンは、裁判を途中で辞退するという失礼なことをして報酬や名声を失うよりも、意図的に嘘をつくことの方が代償がはるかに大きいことに気づいていた

 

と言うことです。

 

やはり、誠実な生き方をすれば、周りからも信頼されやすいし、非常に重要な性格の1つだと思いました。この話には、人生の成功の話はひとつも出てきませんが、誠実な生き方をすること、心に留めておきたいと思います。