これでスッキリメンタル改善-認知行動療法やり方まとめその4
認知行動療法のやり方その4です。
以前の記事はこちら。
自動思考の根拠を書き出す
今回は、自動思考が浮かんだ根拠を描き出すです。
今回と次回の2回が1番大切な回だと思います。
自動思考が浮かんだ事実を確かめて、客観的にそう考える理由、証拠は何か?と考えます。
以前の記事からピックアップすると、
例えば、
・私は、会社のメンバーに嫌われているに違いない。(確信度 80%)
・私は会社のメンバーから、無視されているに違いない。(確信度 70%)
そう思った、考えた理由は?、証拠は?、と考え、客観的に理由と証拠を書き出していきます。
こちらも客観的に事実を確かめて、記載することがポイントです。
・私以外のメンバーは、全員、飲みに出かけて行った。
・私は、飲み会に誘われなかった。
自動思考を二つ記載しているならば、その両方について、書くこともできますし、どちらか一方について、書くでもOKです。
慣れるまでは、確信度の高い方について、記載していくのが簡単で、ポイントを掴みやすいと思います。
今回は、・私は、会社のメンバーに嫌われているに違いない。(確信度 80%) の自動思考について、根拠を書いてみました。
以上でその4も完了です。
次回は、最も大事なポイントである、反証を書き出すについてです。
今回の根拠と反証の事実を勘案して、最後に適応思考に直すというステップに進んでいきます。
認知行動療法は、うつ病の治療に用いられるだけでなく、メタ認知を鍛え、成功に近づく技術であると言われています。うつ病以外の人にも、かなり使える技法であるので、是非習得して、実生活に役立ててほしいと思います。