セルフコントロール能力を高める方法とは?
まずは優秀な集団や高みを目指している人と一緒にいよう!!
セルフコントロール能力が高ければ高いほど、人生に成功しやすく、より良い日々を送ることができるというのは、すでに紛れもない事実ですが、このような知見が増えれば増えるほど、ではどうすればセルフコントロール能力を高めることができるのかということを知りたくなってくるのが人情というものであります。
そこで、セルフコントロール能力を鍛えるトレーニングを5つの種類行った結果について、どのようなトレーニングがセルフコントロール能力を鍛えるのに役に立ったかについてまとめてある記事がありましたので紹介です。
カリキュラムトレーニング:同級生とみんなで難問を解くゲームをしたり、セルフコントロールの大事さを伝える本を読んだり、認知行動療法に近い内容を教えたりなど、クラスの仲間といろんなチャレンジをするタイプのトレーニング。
マインドフルネス・ヨガ:ドットビーのようなプログラムを使ったり、マインドフルネス瞑想を試したり、学校の後にヨガを教えたりと、マインドフルネスを鍛えるタイプのトレーニング。
エクササイズ系:HIITをやったり、格闘技をやってみたり、サッカーみたいな集団競技をやってみたりと、とにかく体を動かすタイプのトレーニング。
家族プログラム:両親にセルフコントロール能力の大事さを伝えたり、両親を学校に呼んで一緒に難しい問題を解いたり、家族と一緒に行うパターン。
ソーシャルトレーニング:同級生とともに「社会的な責任の重要さ」を学ぶ授業をしたり、「本当はやる気がなくてもとにかく意志力があるように行動してみる」ってテクニックを学んだり、論理的な問題解決のスキルを学んだりとか、わりと硬派なタイプのトレーニング。
の5種類であります。では、それぞれの効果がどうだったかと言いますと、
カリキュラムトレーニング:0.34
マインドフルネス・ヨガ:0.44
エクササイズ系:0.46
家族プログラム:0.42
ソーシャルトレーニング:0.64
ってことでいずれもまぁまぁの効果が出てまして、トレーニングを受けた子供はテストの成績が上がり、うつにもならなくなり、問題行動も起こさない傾向が高かったらしい。
また、このなかだとソーシャルトレーニング系がベストでして、どうやら仲間と一緒に粘り強く問題にとりくんでいくのがいいみたい。つい最近も「セルフコントロール能力は伝染する!」って話があったばかりですけど、結局ひとりでやってくよりは仲間を探したほうがいいんでしょうなぁ。
ただし、このメタ分析は個人差も大きく出てますんで(I²=77.0%)、どこまで万人に当てはまるかはよくわからんところであります。当然ながらトレーナーの質によっても大きく効果は変わるでしょうからねぇ。とりあえず、もうちょいハッキリした答えが出るまでは「セルフコントロール能力が多い人の集まるコミュニテイに入ろう!」ってのを心がけて行こうかと思います。
この事実を見てみて、確かにと納得できたのは、ソーシャルトレーニングの重要性です。自分の周りにいる人の平均が自分であるとの意見も最近はちらほら出てきていますが、同じ仕事をするにしても、在宅勤務よりも、ある一定の場所に集まって、仲間と一緒に仕事をする方が、効率が在宅勤務に比べて、有意に高いという結果も出ていまして、一時期、在宅勤務が、見直された時期がありましたが、現在は、在宅勤務から、きちんと仕事場に集まって勤務をするという形態を取る会社というのが増えているそうです。
また、ショーンエイカー博士のビックポテンシャルには、仲間やチームの重要性が述られていて、チームで協力して仕事をこなすことができれば、その効率は何倍にも何十倍にもなるとの知見がありまして、これもソーシャルトレーニングによって、セルフコントロール能力が鍛えられることの1要因ではあるのではないかと思っております。とりあえず今の段階では、セルフコントロール能力が高い人が集まるこみにティーに入ろうが最善策だと思う次第です。