片付けで人生が変わる理由は、やっぱりあれだった!【人生がときめく片づけの魔法】
こんまりさんの片付けを心理学的に見ると?
こんまりさんの人生がときめく片づけの魔法と言う著書を知っていますでしょうか?
正直、片付けをやっただけで、人生がときめいて人生が変わると主張するこんまりさんの話はどこかうさん臭くて、信じられないところが多かったですが、この前、こんまりさんの片付けを実践する3人の女性が出ているドキュメンタリーを見て、少し考えが変わりました。
おそらくこれは、片付けを通してベネフィットファインディングをしている事に違いないと思いました。
ベネフィットファインディングは、このブログでよく紹介している手法ですが、自分の辛かったときの経験や気持ちを積極的に思い出し、その辛かった経験や気持ちから、何か自分が学んだ事はないか?、自分が成長したきっかけになった出来事ではなかったか?と考え、辛かった出来事に利益「ベネフィット」を見つける「ファインディング」を行う手法です。
この手法は、もちろん、科学的に有益で、求職中の人たちにこの手法を試したところ、3ヶ月後には就職していた人が優位に多かったとの結果が得られています。
さて、番組は、3人の女性が出ていましたが、みなさん、半年とか9ヶ月の間、片付けをしていました。
そこでは、自分の過去の辛かった出来事やどうしていいかわからなかったときの記憶が蘇ってきていて、そこの過去を振り返ることで、自分と向き合っていると言うような感じでした。
そしてその時の過去を思い出して、
その過去をどのように自分が思っていたか、
そしてその過去から、自分はどうやって成長していたかということを片付けによって、きっちりと向き合っていることが、伝わってきました。
つまり、こんまりさんは、片付けをすると人生がきらめき、変わっていくと主張しているけれども、そうではなくて、片付けをすることによって、過去の自分や未来の不安と向き合う事でベネフィットファインディングを知らず知らずのうちにやっていて、自分自身が高まるというのがおそらくは正解なのではないか?と感じました。
過去の辛かった出来事や、今の辛かった出来事と向き合って、自分の中でそれを消化していったり、それによって自分がどれだけ成長したかということを考え続ける事は、心的外傷後ストレス成長(PTG)につながって、どんどんと人生が変わっていくとのは楽しいことだと思います。
今日そのようにこんまりさんの人生がときめく片づけの魔法を見ていて、自分の中で、妙に腑に落ちたような感じでした。
ようやくこんまりさんの方法が腑に落ちて、すっきりしました。私も昔の物を片付けることで、昔の自分と向き合ってみようかと考えさせられました。
片付けって心理学的に見てもやっぱりいいものなんだなぁ。