結局苦しい事を避ける人は、何も成長できないのかもしれない件
苦しいこと、嫌なことへの向き合い方がとても大事という事実
私は、人よりも嫌なことに対する向き合い方が、今まで逃避に近かった可能性が高いです。
誰だって嫌なことは、経験したくないし、苦しみたくはないですが。皮肉なことに、誰もが人生において、何回もショックな出来事を経験しなくてはいけません。
日本人であれば、歳をとったら、ガンで2人に1人は死にます。つまり50%の人は、ガンが発症します。もしかしたら治らないかもしれないと宣告を受けるかもしれません。
その時のショックや苦しみや辛さは、想像しがたいものがあります。どれ程、苦しむことになるのか、今は、想像できません。
小学校、中学校、高校、大学と過ごしていく中で、必ずと言っていいほどいじめはあります。会社の中で働きだしても、上司からの理不尽ないじめや、職場でのいじめも必ずあります。
自分が標的にならないまでも、必ずいじめられている人を見たり、傍観することもあります。
その時は、自分が標的にならなくてよかったと思い、ほっとするかもしれませんが、標的になった人のショックや苦しみ、辛さは計り知れないものだと思います。
人間長く生きていけば、必ず自分の親しかった人の死を経験します。
自分の子供、親、兄弟の死を経験した人のショックや苦しみや辛さは、測り知れないものがあります。
このように、人間は生きれば生きるほど、必ず想像もできないようなたくさんの辛い経験をすることになります。そしてその可能性は、歳を取れば取るほど増えていきます。
辛いことも楽しい事も、人間はその一生でたくさん経験します。楽しいことばかり起こる人も、辛いことばかりが起こる人もいません。
どんなに幸せな人でも、苦しい事は経験するし、辛いことばかり経験すると思っている人でも、どこかで楽しい事を経験しているものです。
であるならば、なるべく辛い事は、長引かないように、楽しい事はなるべく長引くように、暮らしたいものです。
そこで、ある1つの考え方が非常に役に立ちます。それは、今起きている辛いこと、苦しいことは、自分の成長の糧になると考えることです。
とてもショックな事が起きて、のたうちまわるぐらいに苦しい時は、その苦しいことから逃げようとします、避けようとします、見なかったことにします。
しかし、そのように対処しようとすると、逆に
苦しみがより増したり、辛い時期を長く経験することになりかねません。
苦しむこと、悩むこと、辛いことに耐える事は、その先の成長のためなのです。この苦しみの先に、成長した自分の充実があって、また成長するために苦しみがあって、さらに充実した自分になり、そしてまた苦しみ、もがく、その繰り返しなのかもしれません。
以前、紹介したフローの理論に近いところがあります。
つまり
その繰り返しを避けるように、苦しいことを避けている人は、いつまでたっても成長することができない
という考え方です。
禅問答みたいな考え方で、拒否反応がある方もいると思います。かくいう私もたった2年程前まで、この考え方とは、正反対の考え方でした。
しかしながら、
これがあながち間違っていないようなので怖いことです。これに早く気づくか、気づかないかで、人生が大きく変わってくる、変わってしまう可能性があるかもしれません。
今までの自分の嫌なことへの対処を猛省した次第です。
とりあえずは、ベネフィットファインディングやエクスプレッシブライティングで自分の苦しみに意味を見出すことから始めたいと思いました。
嫌なこと、苦しいこと、辛いことは、誰しも経験したくありません。であるならば、逆の発想で、なるべく早く苦しみ尽くす、そうすることで、苦しいことを経験する時間は、逆に少なくなっていく。
多くの成功者や、何かを成し遂げた人々は、そんなような経験をしている方がとても多い。この理論が正しいかどうか、今後も、調査していく次第であります。