ナインティナインは掛け算で笑いを取れる稀有なコンビ【めちゃイケ最終回より愛を込めて】
めちゃイケがついに最終回を迎えた
2018年3月31日、ついにめちゃイケが終わりました。
私の青春時代もついに終わったというのが正直な感想です。
私はナインティナインが大好きです。私の青春時代は、ナインティナインの成長と共にあるといっても過言ではありません。
私のライフワークは、ナインティナインのオールナイトニッポンをリピートする事で、カセットテープ、MDに録音して、何回も繰り返し聞いた記憶があります。
それぐらいナインティナインのオールナイトニッポンは爆発力があり、ものすごい面白さを誇っていました。
本人たちは身に染みて気づいていると思われますが、ナインティナインは2人一緒にいて、面白さが何倍にもなる。ナインティナインは掛け算の爆発力があるのです。
ナインティナインのオールナイトニッポンが終了して、岡村隆史のオールナイトニッポンが継続されていますが、やはり矢部浩之の抜けた穴は大きいと感じてしまいます。
もちろん面白いですが、やはりナインティナインは2人揃っていて欲しい。
岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭も矢部浩之にMCをしてもらい、岡村隆史を自由に暴れさせて欲しい。
ナインティナインとダウンタウンのお笑い能力は?
個人のお笑い能力を数値化するならば、
松本人志 10
岡村隆史 5〜8
浜田雅功 10
矢部浩之 2〜3
ダウンタウンとナインティナインの能力差は、このぐらいの数値差はある。これは、本人たちもきっと気づいてる。
でもナインティナインの魅力は、コンビの力にあるのです。
矢部浩之がいた頃の岡村隆史は平然と喧嘩をふっかける。当時全盛だった反町隆史、SMAP、タモリさんをボロカスに罵る。
タモリさんがナインティナインを潰すと発言すれば、僕たちも全力で迎え撃つと発言するあたり、ナインティナインの覚悟が垣間見れます。
当時のプロデューサーである神田さんは、何回もお偉いさんに謝りに行ったと言う逸話もある程です。
ダウンタウンも成り上がるまではものすごく尖っていたことで有名ですが、ナインティナインはそれを上回る位の毒舌を当時は発していました。
それが当時の中学生、高校生を熱狂させたのは間違いないでしょう。
ナインティナインとダウンタウンが、勝負をしたところで結果見えていて、ピンでは絶対に勝つことができません。
岡村隆史は松本人志にお笑いでは絶対に勝てないし、矢部浩之は浜田雅功にツッコミやMCでは絶対に勝てません。
ナインティナインのコンビ力
でもコンビではどうかとなると話は別で、ダウンタウンは足し算の面白さ。
つまり
ナインティナインは掛け算の面白さ。
岡村隆史5〜8×矢部裕之2〜3=10〜24
コンビでも、なかなか勝つことができないけれど、岡村隆史と矢部浩之が2人とも絶好調であれば、ダウンタウンを凌駕する面白さを発揮することができていたと私は考えています。
それが当時のナインティナインのオールナイトニッポンで、いろんなに人気者に噛み付いていたナインティナインだと思うのです。
矢部浩之が入ることで、岡村隆史は安心して、ご意見番化することができます。矢部浩之のスパイスが加わることで、岡村隆史の面白さは何倍にも膨れ上がることができるのです。
「嫌なら見るな」発現も、矢部浩之の空気感から生まれた失言であり、名言です。
ギャラが高騰して、2人ともピンの仕事が多くなってきたのは、しょうがないことだと思いますが、矢部浩之のスパイスが加わることで、岡村隆史の面白さは何倍にも膨れ上がることができるのです。
何とかナインティナインが2人揃った番組を増やしてもらいたいと私は切に願います。
それが、ナインティナインが生きる最も面白い道だと私は確信しています。
そう思って見ためちゃイケの最終回…。
矢部浩之が発掘した「岡村隆史と言う逸材の神輿をめちゃイケメンバー皆で担ぐ。」
矢部浩之のこの一言にめちゃイケの全てが凝縮されていると思います。
矢部浩之は最初から一貫して、岡村隆史が、自分の持っている以上の力を出せるように、すべての環境整えてあげていました。
若手の頃、有野の顔面を蹴っていた矢部浩之www。
自分が、主役になりたいと思う極楽とんぼ、よゐこ、オアシズに、岡村隆史を暴れさせてくれるように環境整えようとした矢部浩之の苦労は計り知れないものがあったと思います。
実は、ナインティナインの2人は、ものすごい深い絆で結ばれているコンビです。
矢部浩之という縁の下の力持ちが入ることによって、岡村隆史と言う逸材が力以上のパワーを発揮することができる、これがナインティナインの魅力です。
岡村隆史のインタビューで、
「めちゃイケが始まった初期の頃は、1人で番組を作っている気持ちだった」
と語るシーンがありましたが、これは、完全にテレビ向けで、
実は、「2人(ナインティナイン)で番組を作っている気持ちだった」が正解でしょう。
相方への照れ隠しです。
めちゃイケメンバー、スタッフ、視聴者の皆さんに感謝を伝える岡村隆史。
でも矢部浩之には、感謝の言葉はありませんでした。
それは、「矢部浩之は、岡村隆史の一部だから」に違いありません。
「めちゃイケは、僕の青春でした」と号泣しながら語った岡村隆史の後に、空を見上げながら、涙を我慢する矢部浩之の姿に、グッとくるものがありました。
そして、スピーチの最後に、1番尊敬しているお笑い怪獣、明石家さんまの登場に、さらに大号泣してしまう岡村隆史にグッときます。
そして、土曜8時枠を22年続けたナインティナインに、
「これはお前たちの枠や!」
と言い切る明石家さんまさんに感動してしまいます。
めちゃイケは終わるけど、ナインティナインは、今後も続きます。
2020年、岡村隆史50歳、矢部浩之49歳、2人合わせて99歳のコンビ結成30周年に、どでかい事をしてくれるナインティナインに期待です。
矢部浩之でHowever。
張り切ってどうぞ。