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座らない!-成果を出し続ける人の健康習慣-書評その1

幸福の習慣の作者でもあるトム・ラスの本の紹介です。

 

トム・ラスの本は、科学的な研究結果が、ふんだんに載っていて、とても勉強になる本が多いです。

 

健康関係を改善したい人はお勧めの本になります。

 

今回は、座らない!-成果を出し続ける人の健康習慣の書評です。

 

4大生活習慣病である、がん、糖尿病、心臓病、肺病、これらの4種類で、10人中9人は死亡してしまうということです。

 

しかし本書では、基本的にはこの4種類の生活習慣病は、予防可能であると説いています。

 

生活習慣をいくつか改めるだけで、10人中9人が90歳まで、長生きできると言っています。

 

私も90歳まで生き続けることが1つの目標でもあるので、本書をよく読んでいます。基本的にはやはり、睡眠、食事、運動が非常に大事であることが書かれています。

 

非常に面白い記事をいくつか紹介します。

 

①座り続けることが最大の敵

 

運動することはもちろん大切ですが、ここでは運動するだけでは充分でないと主張しています。

 

狩猟時代は野生動物を追いかけ、農耕時代は土地を耕すなど、基本的に肉体労働に従事

していた昔の人は、歩き回って1日の大半を過ごしていました。

 

しかし、現在の私たちの生活は、平均すると1日9.3時間も座っています。

 

眠っている時間よりも座っている時間の方が長いのです。

 

 

毎日9時間以上の座位に伴う悪影響を相殺できません。

 

正社員としてフルタイムで働き始めたら状況が一変し、不幸な現実に直面しました。

 

突如として1日の大半を座って過ごすことになりました。

 

 

これは、多くの皆さんが経験していることだと思います。

 

どうにかやりくりして1時間スポーツジムへ行き、1時間自宅が職場の周辺を散歩する日もありましたが、残りの14時間は座っている計算になります。

 

このような、慢性的な身体不活動はやめなければなりません。これは、短時間に激しく運動することよりも重要です。

 

1日の大半を座って過ごす、座位グループと、そうでない活動グループに分けて比べてみると、座位グループの死亡リスクは、活動グループと比べ50%以上高くなります。

 

座位グループは50%以上も死亡率が高くなるのです。 

 

この解消方法としてよく言われているものが、スタンディングデスクを活用することです。スタンディングデスクで勉強する、仕事をすることで、死亡リスクが一気に低下することがわかっています。

 

私も、この事実を1年前位から知っていますが、なかなかスタンディングデスクの導入をすることができていません。なるべく、立ちながら仕事をすることをこれから考えていこうと思います。

 

 ②成果を出したかったらもっと寝る

 

1時間睡眠を削ったら、1時間余計に仕事したり、遊んだりできるのでしょうか?

 

答えはノーです。1時間睡眠を削ると、幸福度、生産性、健康、思考能力の低下を招きます。

 

にもかかわらず、何よりもまず睡眠を減らす人がどれほどいることか。

 

 

職場によっては、仕事をやり遂げるために徹夜するのは名誉なこととされています。

 

エリクソンの研究によれば、一流のプロは平均で1日あたり8時間36分眠ります。それに対し、平均的なアメリカ人は平日に6時間51分しか眠っていません。

 

1日6時間未満の睡眠は、職場で過労やストレスを招きます。実際、燃え尽き症候群を誘発する最大の危険因子です。

 

仕事で成功したいならば、夜には十分に眠れるようなスケジュールを組むことです。 エリクソンによる研究は、休息がいかに成果の最大化につながるのかを明らかにしています。

 

音楽家やスポーツ選手、俳優など各界で活躍する一流のプロは、90分以上も集中し続ける事はあまりありません。

 

短時間集中を繰り返しています。

 

 

頻繁に休息をとることで過労を過ぎ、確実に回復しようとしているのです。そうすることで翌日も全力を出せるわけです。

 

睡眠不足では成果を出せません。連続して長時間仕事に取り組むと、逆にパフォーマンスの低下を招きます。こうした事態を防ぐためには、集中は短時間に留めて定期的に休息する。同時に十分な睡眠で生産性を維持する。

 

1時間分の活力を手に入れたいなら、1時間余計に眠ることです。

 

 

と結論づけています。

 

最も生産性が上がる週の労働時間は35時間です、との記事を書いたことがありますが、これに通ずる研究結果でもあると思います。

 

これだけ言われると、もっとたくさん寝ようと決意することができます。仕事で成果を出すために、もっと眠ろうというのが結論です。