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【大人の方がためになる映画】「心が叫びたがっているんだ」ー大人の心理をついてて、非常に面白かった件

少子中高生より、大人向けのアニメじゃない!?

 

 

「心が叫びたがっているんだ」を、見ました。実写化記念と言うことで、地上デジタル放送で、アニメを放送してました。

 

内容は、高校生の学園もので、小中高校生向けですが、大人が見ても、現実の世界の心理と重なる部分があって、面白かったです。

 

おしゃべり好きの女の子の主人公は、山の上にあるお城(ラブホテル) からお父さんが、出てくるところ、お母さんに話してしまいます。

 

両親は離婚し、女の子はお母さんに引き取られて、母子家庭で育ちます。

 

お父さんから、「お前はほんとにおしゃべりだな」、「すべてお前のせいじゃないか」、と言われてから、おしゃべりが大好きだった女の子が、高校生になったところから物語が始まります。

 

高校生になった女の子は、しゃべることができなくなっていました。お父さんから言われた言葉により、そのショックからしゃべると、お腹が痛くなってしまいます。病名で言うとPTSDでしょうか?

 

言葉が持つ大きな力を認識してしまい、自分の思っていることや喋りたい事を我慢し、自分の心を閉じ込めて、高校生活を送っていました。

 

そこで登場するもう1人の男の子の主人公、その男の子も、両親が離婚していて、自分の本心を言うことをためらっていた男の子でした。

 

その男の子は、音楽を志していて、その子が弾くピアノに合わせて、しゃべることができない女の子が、ミュージカルの物語に合わせて、自分の伝えたいこと、喋りたいことを伝えていくといった物語です。

 

子供の頃から、自分の言いたいこと、感情を押し殺して、生きてきた主人公たちは同情に値しますが、おそらく、子供の頃に、自分の感情や言いたい事を言うことで、家族や友達とたくさん喧嘩することで、成長していく毎に、言葉の大事さに気づいていくのだと思います。

 

自分の子供の頃を考えると、何回も友達と喧嘩をしました。それこそ、「お前とは絶交だ!」、を何回繰り返してきたかわかりません。その度に、自分の行動を反省し、また友達と仲直りすることを繰り返してきたように思います。

 

なぜ子供の頃に、こういう経験が必要かというと、大人になると、何を伝えるか、いつ伝えるか、どうやって伝えるかがとても大事になってくるからです。

 

子供の頃は、大人は、みんな分別があって、理性の塊で、何を言っても、受け止めてくれると思いがちですが、それは自分の子供を守りたい、助けたいと言う思いがあるからです。自分の子供には、何を言われても、ただ居るだけで、愛おしいものですから(子供いませんが…)。

 

大人同士のコミニケーションで、子供の頃と変わらず、「お前とは絶交だ!」などと言われれば、子供以上にむかつくし、許すことができません。

 

大人の世界で、もしそんなことをしてしまえば、一生遺恨に残ることになるし、子供の頃のように1週間で仲直りという事は絶対にありません。

 

その人とは、一生わかりあえず、一緒に仕事をする事はもうできません。それほど、大人の世界では、うわべの言葉が価値を持ちます。特に仕事をしている最中は、最上級で、うわべの言葉が必要です。絶対に、自分の本心などを、話さないし、常に相手を尊敬する態度が必要になります。

 

自制心のある人や、自己コントロール能力のある人、誠実な人が、仕事で成功しやすい理由は、上の理由が大きいと思います。

 

相手を傷つけたり、相手を蔑めたりすることをせず、相手を尊敬し、敬い、誠実に接する人が、周りの尊敬も集めるし、優れた人であると評価されることが多いのです。

 

それは、その人の能力に関係なく、性格に関係しています。仕事を始めた頃は、どうして仕事の中で精神論や性格論こんなにも多く取り上げられているのかわかりませんでしたが、仕事はその人の能力よりも、精神、性格に由来する部分がとても大きいです。

 

例えば、自分の話を主張してばかりいる人と、部下の話や上司の話をよく聞いてくれる人では、圧倒的に話をよく聞いてくれる人の方が、評価されます。

 

その人の話したいこと、伝えたいことを、一生懸命聞いてくれる人は、それだけで、1つの能力です。自分の話したい事を優先せず、相手の話を聞いてあげる能力は、大人の世界では大きな価値を持ちます。

 

話を映画の話に戻しますと、その男の子は、しゃべれない女の子に付き添いながら、少しずつその女の子が、何を伝えたいのか、何を表現したいのかを感じとっていきます。

 

この男の子、大人の世界で言えば、とても価値ある能力の持ち主です。そしてめちゃくちゃモテます。人は誰であっても、自分の話したい事を、聞いてくれる人を好みます。

 

そしてその男の子は、女の子の母親に、「あんまりしゃべらないけど、とても頑張っているんです。」と伝えます。

 

これは、惚れます。誰であっても惚れます。この男の子が大人になったら、絶対仕事のできる人になってます。

 

っと、学生向けの映画を見て、恥ずかしながら、大人が刺激を受けていました。大人の世界でも通じる技術だなぁとしみじみ思いました。

 

以上、仕事ができるようになりたいなら、自分の主張を我慢して、相手の話を聞いてあげよう、モテたいなら、相手の話をよく聞こうと言う結論です。

 

大人が見ても、ためになる映画でした。録画してある人は是非、視聴してみてください。お勧めです。