ギャラップ社の50年研究-幸福調査により何がわかった?
幸福の習慣の書評
ウェルビーングとは?
アメリカでは、ウェルビーイングと言う言葉が流行っています。日本で言うところの幸福な人生の意味です。
もうちょっと具体的に言うと、長期にわたる快感情の継続、不快感情のなさ、感情の安定等がウェルビーイングに象徴されます。
つまり、ウェルビーイングが多い人生は、メンタルが安定していて、非常に幸福度が高いと言うことです。
トムラス著作の幸福の習慣は、世界150カ国の調査で分かった、ウェルビーイングを高いものにする5つの要素がまとめられています。
50年のたくさんのデータを抽出して、その人が生き生きした人生を送るか、それとも悩み多き人生を送るか?どっちになるかということをこの本で示しています。
50年に渡る世界中のたくさんのデータを抽出しているギャラップ社は、ものすごいです。データは、武器です。経験則や個人のコツとは、計り知れないほどの開きがあります。
幸福な人生を送るには?
この本によると、幸福な生活、人生を送るためには、1つのことだけに、集中するのではなく、総合的に、全ての面において、幸福を見出そうと言うものです。
野球選手で言うところの、ホームランが打てる、ヒットが打てる、盗塁できる、守備がうまい、出塁率が高い、と言うようなオールマイティーを目指したほうが、より幸福になれると言うものです。
では、その5つの要素を紹介したいと思います。
幸福に必要な5つの要素
①仕事に情熱を持って取り組んでいる。
②良い人間関係を築いている。
③経済的に安定している。
④心身ともに健康で生き生きしている。
⑤地域社会に貢献している。
この5つの要素が、全て揃っていると、非常に安定した、ウェルビーイングの高い生活を送ることができるということです。
自分の経験と当てはめると?
私も、病気になって、休職を経験しましたが、仕事がないだけで、非常にメンタルが悪化しました。また、毎月の給料をもらえているだけで、メンタルはとても安定すると思います。
つまり、病気になって休職、退職してしまった場合、この本によると、さらにメンタルが悪化する可能性があるということを示唆しています。
この5つの要素を満たすために、全体的に、総合的に生活を改善していくことが大事なのかもしれません。
この本は、私が休職中に読んだ本です。非常にためになりました。お勧めです。